薪ストッカー
今年の3月に竣工した翠松園の家に
造園屋の高橋さんと一緒に薪ストッカーの増設工事を行いました
ここのところ雨続きでしたが 施工日は晴天!!
スチール製 W3500 x H1400 x D400
2立米近くの薪が乗るので
柱脚部は200~600mm程埋めてモルタルで固定
竣工時は外構工事は最小限しか予算の都合でできなかったけど
少しづつ手を加えて造っています
外は30°超の暑さでも 内部はホントに涼しく
施主さんの要望にあった
空調設備に頼らず快適な環境が実現していてなによりです
またお邪魔します
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メンテ
道全町のショールームの建具のメンテを行いました
クリ材を使用したファサード
竣工後半年程経ち
収縮や反りなどの変形も落ち着いてきたところでメンテ
建具自体の変形はほとんどなかったのですが
大きな材料を使った柱や枠が反り
建具に不具合がみられたので 戸尻を少し削って調整
不具合も解消され 納まりました
よく陽のあたるところなので色艶も少しづつ変化しています
オリジナルの取手
接合方法考えるの楽しかったなぁ
見えないけど。
削ったところにオイル塗装して完了です
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楽しいこと つくりたいもの
奇抜なものでもなく 目新しいものでもなく
シンプルで かっこいいものが造りたい
シンプルであるということは
時に想像以上の難易度を伴うことがある
でも とことん検討して設計することで
より可能性を広げる事ができる
どんなに難しくても 見たことがないものでも
図面に起こせたものは絶対に造ることができると信じてる
僕の造る建物が
誰が決めたかわからない常識にあてはまらなくてもいい
多くの人のためではなく 出会った施主のために造っているから
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木の家 スクール
先週末 名古屋工業大学で開催された
連続講座 木の家スクール に参加してきました
2003年から続く、木の家のつくりかた・暮らしについて学ぶ講座で
今年のテーマの一つがリノベーションでした
ちょうど事務所では リノベーションの仕事をお受けし
設計の真っ只中ということもあり、参加してきました
今回の講師の方々は、いずれも設計士ではなかったのですが、
再建築不可の空き屋を再生するプロジェクトのお話や
不動産業からの視点での京都の町屋リノベーションのお話を聞けて
とても新鮮で有意義な時間となりました
中でも 長い年月手入れをしてきたからこその艶が 付加価値になる
という言葉が共感でき印象に残りました
結局、価値を決めるのは誰でもなく使う人だと思うのですが、
時の流れと手入れに手間暇かけたからこその
“モノ” の表情や温度感は、僕も愛おしいと思います
そうやって愛情をもって育てて頂けるような建物をつくりたい
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